チェコのオルガン、ハープシコード奏者兼作曲家Jaroslav Tumaによる2006年春にリリースされた18枚目のアルバム。今回は、チェコを代表する作曲家ヤナーチェク、20世紀ドイツを代表する作曲家ヒンデミット、そして自身によるオリジナル曲を取り上げ、オストラバ北西の小さな町にある、聖ニコラス教会のパイプオルガンを演奏しています。我々が教会のパイプオルガンというと、結婚式場のしょぼい(失礼!)音を連想しますが、本場のパイプオルガンは、教会の大聖堂そのものが楽器であり、その音色の迫力たるや我々日本人の想像を絶するものがあります。一度ケルン大聖堂のパイプオルガンを聴いたことがありますが、余りの感動で涙が出そうになった記憶があります。曲もいわゆるミサ曲と違い、かなりプログレッシブです。ラストの教会の鐘の音は言葉にならないほど美しいです。生で聴くのはなかなか難しいですが、是非高音質録音のこのCDでその感動を体験してください。
Leos Janacek (1854 - 1928)
1 Organ solo from Glagolitic mass 2:52
Paul Hindemith (1885 - 1963)
Sonate I (1937)
2 I. Masig schnell ? Lebhaft 8:08
3 II. Sehr
langsam - Phantasie, frei - Ruhig bewegt 13:09
Sonate II (1937)
4 I. Lebhaft 4:58
5 II. Ruhig bewegt 5:33
6 III. Fuge, Masig bewegt, heiter 3:19
Sonate III uber alte Volkslieder (1940)
7 I. Ach Gott, wem soll ich´s klagen“ Masig bewegt 5:01
8 II. Wach auf, mein Hort“ Sehr langsam 4:55
9 III. So wunsch ich ihr“ Ruhig bewegt 2:43
Jaroslav Tuma (1956)
An Overgrown Path, after Janacek -four improvisations on themes from Janacek´s
piano
10 Our evenings“ 6:03
11 In tears“ 7:37
12 The
barn owl has not flown away“ 4:46
13 On an overgrown path, Nr. 15“ 8:55
14 Ludgerovice
Bells 1:40
■ お客様の声
おすすめ度 | johndoe様 | 2008-09-08 |
パイプオルガンの奥深さの世界を堪能したくて購入しました。 重厚な世界、何かに思いふけりたいときにはバッチリなCDですね。 ・・・ただし、このCDを再生するにあたりパイプオルガンの迫力を求めると自分の持っているシステムでは力不足を認識してしまいました。 |
おすすめ度 | yu様 | 2008-04-04 |
僕はパイプオルガンの音は好きなのですが古典的なクラシックはあまり好きではなくて、しかしほとんどのパイプオルガンの作品は古典的なメロディーなものが多いようです。 でもこの作品はとても現代的でクリエイティブな内容です! そして録音の質もかなり良いです! 僕は2曲目と7曲目が気に入っています。 |