イタリアのゴシック、ネオ・クラシカルユニットHexperos、前作より3年の時を経てリリースされた待望の2ndアルバム。今作よりメンバー3人(ハープ、ヴァイオリン、バスーン奏者)を追加し、ゲストにCorde ObliqueのRiccardo Prencipeを迎え、よりパワーアップしたサウンドへと深化。前作は、全般的に静寂で叙情的な子守唄集的ネオ・クラシカルといった印象でしたが、今作ではArcanaやDead Can Danceを彷彿とさせるドラマチックなゴシックサウンドへとバージョンアップし、バンドの顔ともいえるAlessandraの歌唱力も更に磨きがかかり、存在感溢れる美声ソプラノを披露しています。ゴシック、ネオ・クラシカルファンには、直球ど真ん中のストライクといった会心の出来の作品と言えるでしょう。